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April 23, 2005

いもむし君は、大あわてで土にもぐった

「世界一受けたい授業」で養老孟司さんが出た時、
「人間が作ったものの中で暮らしていたら、バカの壁は越えられない。
いつまでたっても、知識や理屈で測れると思っちゃう。
1日15分でもいいから、人間が作った以外のものを眺めるようにしたらいい。」
と、言っていたのが印象に残っていた。

先日いよいよ、畑に夏野菜の苗を植えるべく畑づくりにいったのだが、肥料を撒いて、鍬(くわ)で耕し始めると、コガネムシの幼虫が出てきた。
こいつらは、見た目には結構かわいいと俺は思うのだが、作物の根を食ってくれちゃったりするようだ。
だから、畑には居て欲しくないわけ。
そこで畑の外へ、ぽいと投げておいた。
すると、しばらくじっとしていた幼虫君が、猛スピードで動き始めた!
そしてちょっとした草むらに入った。
何をするのだろうーとじっと見ていたら、今度は草の根元を凄い勢いで掘り始める。
土にもぐろうとしているのだな。
その動きは、「早くしないと、鳥に見つかっちまうーー。見つかったら、食われちまうぞー!」
と言っているようだった。
なんか健気に一生懸命もぐっていたよ。
しばらく、畑を耕していたら、いつの間にか完全に体が見えなくなっていた。

別の日には、コガネムシの幼虫が生き絶え絶えになっているのを見つけた。
体のずいぶん小さいアリたちが、果敢に噛み付いていた。
その時は、ずっとは見ていなかったけれど、もしかしたらあの幼虫君はアリのごはんになったのかも。

人間の作ったものじゃないものは、面白い。
とっても。
土のにおいを嗅ぎ、風を感じることも、気持ちのいいことだよ。

そんな気持ちで、自転車をこいで帰り道。
マンションの入り口の階段で、気持ちいい陽射しの中で、ゲームボーイに夢中になっている子どもたちを見た時は、やっぱりこりゃ変だなぁと思ったよ。

投稿者 yoshidako : April 23, 2005 08:58 PM | このエントリーを含むはてなブックマーク

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