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February 11, 2005

ブレヒト作・串田和美演出・松たか子出演「コーカサスの白墨の輪」

ブレヒト作・串田和美演出・松たか子出演の舞台「コーカサスの白墨の輪」を見に行ってきました。

とてもおもしろかったです!

細かいところは、色んなサイトが紹介してくれているので、そちらへお願いするとして。
僕の感想としては、
舞台と観客席、役者と観客、物語と日常の境をなくしてしまったかのような、作り方が面白かった。
観客も役者もみんな、串田和美のワークショップの生徒になったみたいな感じ。
そういう境の無い演出がとても面白かったのだけれど、演じている人がどこまで役に入り込めたのかは、はなはだ疑問だよなぁと思った。
あまりにも切れ切れになりすぎて、コンセントレーションをどうやって高めるのだろうと思った。
ブレヒトの原作も読んでいないので、もともとの話がどうなっているのだろうというのが凄く気になった。
最後、育ての親グルシャと、生みの親の元知事の妻が白墨の輪の中にいる子どもを引き合って、裁判官はグルシャに子どもを渡したと。
そのあとは、裁判官役の串田氏は、「もう終わっちゃったしー」というような感じで、セリフにまるで力がなくなっちゃったように僕は感じた。
だから、どこまでが元の話でどこからが脚本なんだかさっぱり分からんかったねぇ。
松たか子の歌は、良かったですよ。
他の人の歌もね。

話のあらすじレビューとしては、こちら
Just trivial things: コーカサスの白墨の輪@世田谷パブリックシアター
とか、こちら
若きモンスターの逆襲 for blog | コーカサスの白墨の輪(2/6)
はたまた、こちら。
ろりのつぶやき : コーカサスの白墨の輪
が分かりやすいかな。

色んな、サイト見て回りました。
やっぱり、探すのはFeedBackがいいですね。
基本的に、見に行った人で面白かったという人は、客席にはさまれる形で作られた舞台の形や、始まる前から休憩の間からずっと舞台らへんに役者さんが出ていることとか、本当に焚き火をしちゃったこととか、休憩にグルジアのワインの販売が舞台上でされて酒盛りになったことや、最後は客もいれてみんなで踊ったことなんかが、話題になってるみたい。
ストーリーが面白かったという人は、あんまりいないのかなぁ。
僕としては、それでも色々考えさせられて、面白かったと思います。

色んなエントリーを見てみると、なかなか辛らつな意見を書いている方もいらっしゃって、勉強になりました。

楽観的に絶望する - 眠気の一日
とにかく眠気を誘う舞台だった.ひねりのない脚本に,ばらばらな感じの演出と単調な視覚.つまらない音楽が追い討ちをかける.前半は1/3ぐらい眠っていたような.ここまで睡魔をもたらす舞台も久しぶり.

はてなで書いてる人って、アカデミックな匂いが漂ってる人、多いですね。

 舞台芸術の小窓 | ふるえない、コーカサス
舞台から非日常が失われてしまったという想い。断絶された舞台進行への疑い。覚めた意識を引きずりながら、劇場を後にした。

この方は、埼玉新聞の記者さんで、観劇記を書いておられるようです。
なかなか、面白そうな記事が探せそうなWeblog。

こちらには面白そうな情報が。

なさざるの記(仮):「コーカサスの白墨の輪」 ここだけの話。
音楽は、朝比奈尚行さん名義ですが、内容はほとんど楽士役のふたり、 岡山守治と尾引浩志の「倍音’S」のものなのだそうです。アレマ。

へー、そうなんですね。ホーミーや口琴使った面白い音楽だなぁとは思っていたんですが。
倍音Sって、なんだか面白そうなことやってますねぇ。
知らなかった。

もう一つだけ、興味ある記事。

No hay banda:〔号外〕英FTに「コーカサスの白墨の輪」短評
4日付英フィナンシャル・タイムズ(アジア版)に世田谷パブリックシアターで20日(日)まで上演されている「コーカサスの白墨の輪」の短評が載っている。

英文の短評のさわりが引用されています。ちょっと、僕の英語力では読むのに苦労したのですが、まぁまぁいい評価なのかなという雰囲気ですね。
ああ、でもファイナンシャル・タイムズって、ただの経済紙ではないんですね。
ちょっと、チェックしてみようと思います。

今回の、「コーカサスの白墨の輪」、演じている人たちは、何を感じ、思いながら演じたんだろうというのに、興味があります。
串田氏の演出は、おそらく、役者のやりたいこと、アイデアなんかを素のままどんどん出させて構成していったように見えたから。
多分、確固としたビジョンがあって、それにそってコマを動かしたのではないのだろう。
最後に、ちょっとその辺が見えてくるかもしれない、人たちのレビュー。

正しくも松枝日記: 松たか子出演「コーカサスの白墨の輪」
すげぇなぁ、串田さん。
それに尽きる。
ていうのも、野蛮なんですよ。演出が。
パーツパーツを見ると、もうそんなこと野田秀樹さんがやってるよ・・。
みたいな事の集まりではあるんだけど
そんなこと意に介せず、ていうかオリジナルなんてクソ喰らえ的な
楽しくておもしろいものを作っている。

この方は、芝居をやっている人のようですね。
もうひとかた。

しのぶの演劇レビュー: TBS『音楽劇 コーカサスの白墨の輪』01/30-02/20世田谷パブリックシアター
一つ一つのシーンについて、やりたいことを存分にやられたんじゃないでしょうか。

話題作には違いないんですが、こうやって色んな人のレビューみると、それぞれの見方があって面白いですね。
やっぱり、Blogが流行る前は、きちんと自分の考えをまとめたレビューを沢山読むということは出来なかった気がするなぁ。
掲示板は、長文が書きにくく、どうしても書きっぱなしっぽくなるしね。
会場で書いてもらうアンケートなんかとも全然ちがう内容が出てきてるように思う。
主催者は、Blog検索で反応を集めるべきですね。
絶対。

このエントリーまとめるだけで、やたら時間がかかったんですが、なにかしら見えてきただけでも良しとしたい。
世田谷パブリックシアター近くの、お寿司屋さんでちょいとつまんで帰ったんですが、なかなか美味しかったっすわ。
って、なんつう終わり方だ。

投稿者 yoshidako : February 11, 2005 03:49 PM | このエントリーを含むはてなブックマーク

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コメント

TBありがとうございます。
そうですよね。Weblogバンザイです。
私はこの作品については「舞台芸術の小窓」さん寄りの感想です。帰ろうかどうか非常に迷ったんですよね。実は私の上司も観に来てまして、円形舞台で座席が対面だった、というのが帰れなかった主な理由(苦笑)。いえ、ちゃんと最後まで観て良かったとは思いましたよ。賛否両論パッキリの作品だったようですね。

投稿者 しのぶ : February 14, 2005 12:16 AM

トラバ&ご紹介ありがとうございました♪
いや、前半は正直ちょっと遠い目だったんですけどね。初日だったのでまだこなれてない部分も多く、変わったであろう部分を見てみたかったりもします。拙文、ちゃんと中身がわかっているかどうかも今ひとつ不安なのですが。
毬谷友子さん 今回の観劇のひとつの目的だったのですが、かなりの存在感でした(^^)
今後ともよろしくお願いします。

投稿者 EM/蒼 : February 14, 2005 11:20 PM

しのぶさん、EM/蒼さん、こんにちは。
コメントいただいて思ったのですが、いまひとつだなと思った場合に会場を出るということをしたほうが、本当はいいのかも知れませんね(しのぶさんの上司の方は災難でしたね(笑))。
高いお金を出してチケットを買っているのだし、となんとか元をとろうという気で、どうしても最後まで見てしまうのですが。
自分は、面白くないのだという意思表示をすることは、作り手の側への何よりのメッセージになるし、エチケットでもあるのかなと。
今回のは、最後までみてよかったと思いますけどね。

でも、僕自身、売れない劇団の音楽を担当していたりするのですが、公演途中で出て行かれたりすると凹むだろうなぁ。
自分が帰ってしまえる勇気も、あるかなぁ・・・・。

投稿者 よしだこうすけ : February 14, 2005 11:48 PM

ショボイ方の串田、
串田杢弥(和美氏長男、中村勘九郎似、おばあちゃん子)の、
大正直劇団第16回公演「お茶と拷問」が、18日から、阿佐ヶ谷アルスノーヴァではじまりますので、
こちらもよろしく!

投稿者 breakaleg : February 15, 2005 11:13 PM


トラックバック、ありがとうございました。
(お礼が遅くなって、すみませんでした)

目下のところ、余裕・余力がありませんので、
お礼のみで、失礼させていただきます。

投稿者 山関英人 : February 17, 2005 11:08 AM

breakalegさん、山関英人さんこんにちは。
レス遅くなりました。

串田さんの息子さんも芝居やっておられるのですね。
知らなかったですー。

>トラックバック、ありがとうございました。

いえいえ、お礼していただくほどでも。
勝手に紹介しましたよというのを、通知しただけですから。
またWeblog拝見させていただきますね。

投稿者 よしだこうすけ : February 22, 2005 11:56 AM

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